侮るべからず!?読書に効果がないなんて言わせない!
夜寝る前の読書が快眠につながる
こんな話を聞いたことはありませんか?
本を読むだけで気持ちよく
眠れるなんて、読書が
趣味の人だけだろう!
なんてお思いの方も
いることでしょう。
でも実はこの話、
ちゃんと研究による裏付けがある、
とても効果的な入眠方法なのです。
就寝前の読書にどのような
効果があるのか確認していきましょう!
どうしても集中して読めない!
という時のための、読書の
世界へ入り込むコツも、
あわせてご紹介していきます!
こんなメリットも⁉読書を寝る前にするとどういう効果があるの?
そもそも、読書をすることで
得られる効果には、
さまざまなものがあります。
なかでも特に大きなメリットを2つご紹介します。
知識が広がる
ビジネス書や実用書を読むことで、
作者が持っている知識やノウハウを
そのまま自分の中に
取り込むことができます。
また、小説を読んで初めて知る
言葉に出会うこともあるでしょう。
調べて覚えていけば、
ボキャブラリーが
どんどん増えていきます。
知らなかった事を知ることができる
これが読書のメリットのなかで
最も大きなものではないでしょうか。
話のタネになる
たとえば村上春樹さんの
新作が出た時に、「もう読んだ?」
なんて話が雑談で出てくることも
あるかと思います。
話題の本を読んでおくことで、
雑談のときの話のタネになりますね。
最近読んで面白かった本は?
なんて聞かれた時にサラッと
一冊あげることができると、
雑談力の高さを
感じさせることができます。
さて、この大きな
2つのメリットを得ながら、
自分の睡眠の質を
上げることもできるなら
非常に効率が良いですよね。
夜寝る前に読書をすることで
得られる効果をご紹介します。
寝る前の読書でストレス解消⁉
イギリスのある大学のチームによる、
どのような活動がストレスを
軽減させるかという研究で、
一番効果があったのは読書である、
と結果がでています。
音楽を聞く、コーヒーを飲む、
散歩をする…など、
リラックス効果をもたらすと
いわれている様々な活動の中でも
群を抜いて、読書のポイントが
高かったそうです。
しかも、たった6分の読書で
ストレス軽減に効果がみられたのだとか。
どうして読書をすることで
ストレス解消につながるのでしょうか?
これは、選ぶ本がポイントでもあるのです。
就寝前には小説を読もう!
読書をストレス解消につなげるには、
物語性のある小説を選ぶことが
重要だと言われています。
物語に集中し、自分が
実際に感じているストレスの元から
一時的に離れることで、
気持ちがやすらぎ、
ストレスを感じにくくなるというのが、
研究により報告されています。
これを聞いて、そんなに
簡単なストレスじゃないぞ!
とお思いかもしれません。
でも、人間の脳は、
案外簡単にできているようですよ。
人間はストレスを感じると
「扁桃体」という部分が刺激され、
ここが興奮すると、ネガティブな
気持ちが沸き上がってきてしまいます。
しかし、物語に没頭し集中することで、
この扁桃体の活動を
抑えることができるのです。
小説の世界に入り込んでしまうことで、
現実のストレスから解放される
というのは、脳科学的にも
理にかなっている話なのですね。
そのため、寝る前に読む本は
ビジネス書よりも小説、
小説の中でも、読んで
逆にストレスを感じてしまうような
刺激的な作品や難しすぎる作品よりも、
もう少し気軽に読める
青春小説や恋愛小説などが良いでしょう。
先の展開が気になりすぎるような
作品だと、いつの間にか朝に…
という可能性もありますのでご注意を。
短編小説集なら、やめどきを
見失いにくいのでオススメですよ!
短めのお話を軽く読むことで、
脳がリラックスした状態になるため、
質の良い睡眠を
とることが期待できます。
脳の疲れ=体の疲れ
脳をリラックスさせることによって、
なんと体の疲れも
癒すことができるとされています。
仕事の疲れ、運動による疲れ、
人間関係の疲れ…
これらすべてを脳は「ストレス」
として受け取っています。
このストレスを解消するべく、
脳からさまざまな司令を出しているのです。
ただストレスが続くと、
脳内の処理が間に合わなくなってきて
活性酸素が異常に発生し、
司令塔である脳が酸化ストレスに
さらされてしまいます。
こうなると体が「疲れた!」
と認識するのです。
つまり、疲れの元は脳が
感じたストレスである、ということ。
まだ症状が軽いうちに、
夜の読書でストレスをとりのぞき、
リラックスした状態をつくりだせば、
体も疲れを感じにくいというわけです。
寝る前の読書は、精神的にも、
体の疲れにも効果があると言えるでしょう。
読書に集中できないそんな時!入り込みやすいコツとは?
寝る前の読書が快眠に
つながることは分かったけど、
どうにも集中して読めない!
そんなときもありますよね。
ここでは、物語の世界に
集中するコツをいくつかご紹介します。
スマホを遠ざける
ちょっと気になることがあると
触ってしまったり、
せっかく本を読み始めても
通知のバイブレーションや光が気になったり
集中したい時に妨げになりがちなのがスマホ。
就寝前のブルーライトは
目の疲れに厳禁とも
言われていますしね。
寝る準備の一環として、思い切って
スマホの電源を落としてしまうのも
ひとつの手段です。
それは困るという場合には、
音やバイブレーションの
設定をオフにして、
簡単に手が届かないところへ
置いてしまいましょう。
ほかに見るものが
無いという状態にすると、
本への集中力が増してきます。
簡単な本を読む
あまりに難しい本を選んでしまうと、
理解するのにエネルギーを
つかって疲れてしまいます。
理解できなさすぎて、
1ページも読まないうちに
眠たくなってしまったり…
入眠のための読書だからといって、
内容が全然頭に入らないうちに
眠っていた…
というのでは、なんだか
もったいない気がしますよね。
(とにかく寝たい!というときには、
有効な手段かもしれません)
脳をリラックスさせる効果を
期待しての読書であれば、
読むのに労力をともなわない、
簡単な文章の本を選ぶことをオススメします。
気負わずに読む
本を読まなければ!
と思ってしまうと、
リラックスも集中も、
一気に難しいことになってしまいます。
あくまでも、寝る前の
読書は快眠を得るための手段。
リラックスすることが目的なので、
読めないときは読めない!
それでかまわないのです。
読む前から眠たければ、寝てしまう。
寝付けないな…というときには、
テレビやスマホの
画面を見てしまうよりは、
小説ではなくとも
興味のある本を開いてみる。
ストレス解消を
強く意識したときは、
入り込みやすい小説を読んでみる。
テレビやスマホの
画面を見ないだけでも、
見たときと比べて
睡眠の質は上がる可能性があります。
もし話に集中できなくても、
ブルーライトを浴びるよりは、
体にいいことをしているのです。
誰のためでもなく、
自分のための読書です。
気負わず、読めるだけ
少しずつ読んでいきましょう。
まとめ
寝る前の読書には、
脳をリラックスさせる効果が
あるとされているんですね。
脳がリラックスしている状態は、
体の疲労回復にも
おおいに影響を与えるとされています。
体にも心にも良い、寝る前の読書。
習慣として、取り入れてみては
いかがでしょうか。