七五三はいつするの?意外と知らない数え年の考え方
七五三とは、お子さんが
三歳、五歳、七歳の時に行う行事です。
お子さんの成長を、家族全員で
お祝いするという、大切なものですが、
そもそも年の数え方って
2種類あることをご存知ですか?
産まれた時を0歳とするか、
1歳とするかの違いなのですが、
この差によって、七五三をする
時期が変わるのはわかってもらえると思います。
産まれた時を0歳とすると、
3歳になった時に行いますが、
産まれた時を1歳とすると、
実年齢は2歳になった時に行います。
ややこしく感じるでしょうが、
このように年齢の数え方には、
2通りの数え方があるのです。
産まれた時を0歳と数えるのが「満年齢」と呼ばれ、
産まれた時を1歳と数えるのが「数え年」と呼ばれます。
さて、ここで問題です。
本来の七五三を行う年は、
満年齢と数え年のどちらなのでしょうか。
答えは「数え年」で計算する方法です。
「数え年ってわかりづらいなぁ」
そう考えた貴方のために、
今回は数え年について解説していきます。
また、他のママさんがどちらで
行っているのかもご紹介します!
七五三を数え年で! 数え年の基本的な考え方
上でも書いたように、本来七五三は数え年で行います。
数え年は、産まれた時を1歳と数えて年齢を計算するので、
3歳の七五三は満年齢2歳、
5歳の七五三は満年齢4歳、
7歳の七五三は満年齢6歳となります。
また、我々の感覚として、
誕生日が来たら1つ歳をとりますよね?
しかし、数え年は誕生日で年齢を増やすのではなく、
元旦(1月1日)に1つ歳を取るという考え方です。
つまり、同じクラスメイトであっても、
1月1日以降に産まれた子は、
翌年の1月1日にならないと、
年齢が加算されないということになります。
なんとなくイメージしづらい考え方ですよね?
なぜこのようなややこしい考え方をするのでしょうか。
考え方の根拠となるものを3つ出しておきます。
そもそも0年という考え方がない
突然ですが、皆さん、
ご自身の指の数を数えてみてください。
ほぼすべての方が、「1」から数えませんでしたか?
また、小学校0年生や、
令和0年といった呼び方って、
聞いたことありませんよね?
これらはすべて、1から始まっている数字です。
つまり、数の数え方の一番初めの数は
0ではなく、1であるという考え方があり、
これによって年齢も0から数えるのではなく、
1から数えるということのようです。
数え年の方が行事等は楽だから
七五三等、年齢が決まっている行事では、
誕生日が来てないからという理由で
行事に参加しなかったり、
そもそも年齢の基準に
なっているのかどうかわかりづらく、
思っている以上のトラブルになりかねません。
このようなトラブルを回避するために、
「皆同じタイミングで年齢を加算させちゃえばいいよね!」
という考え方もあるようです。
もともと日本でもこのような数え方をしていた!
日本が現在使っている年の数え方は満年齢ですが、
これは1873年(明治6年)から使われているものです。
ということは、それ以前の時代では、
数え年で年齢を数えていたということになります。
今では世界中のほぼすべての国が
満年齢で年齢を数えているので、
数え年という考え方がいまいちピンと
来ない方も多いでしょうが、
上の3つの理由によって、
数え年という考え方がいまだに残っているわけです。
七五三はいつしたの?理由は?先輩ママアンケート
数え年の考え方がわかったところで、次は先輩のママさんが、
どちらの数え方で七五三をしたかをアンケートにしました。
現在ではどちらの考え方でも問題ないようで、
それぞれの地域によって決まっているところもあるようです。
先輩ママさんの声をご紹介!
満年齢でやった方の声
・満2歳では、まだ幼すぎたから
・満3歳の方が体が大きくなり、
着物のサイズも合うようになったから
・ある程度大人しくなり自分の意見も言えるようになったから
満年齢の方が大人っぽくなり、
体格的にもちょうどいいという意見が多いようです。
確かに、この時期の1歳差って、
すごく大きく違いますよね?
言葉もちゃんと話せるようになったり、
段々とお世話が少なくなってきたりする頃ですから、
着物も自分で選んだりできるようになるところも含めて、
満年齢で七五三をされた親御さんもいらっしゃるようです。
数え年でやった方の声
・幼く、着物が愛らしく感じたから
・2歳でも大人しく、着物も選んでくれたから
・兄弟との兼ね合い
数え年で七五三をされた先輩の中には、
「子供っぽさが残るからいい」という意見が多いようです。
子供の成長を祝う七五三ですから、
あどけなさが残る方がいいという考え方もありますね。
また、ご兄弟が七五三の時期だからということで、
同時に行ってしまう家庭もあるようです。
まとめ
いかがでしょうか。
七五三の年の数え方はどちらで数えてもいいようですが、
地域や家族の風習等を大事にされるのも良いと思います。
ご家族の記念になる行事でもありますので、
ご家族で話し合って、いい記念日にしましょう!