入学祝いのお返しで品物は渡す?親戚の場合はこうしましょう!
日本人には何かをいただくと
お返しをするという考えがあります。
これは人への感謝を形で残す
という日本人の文化です。
私はこの日本人のお返し文化が
大好きなのですが、同時に
けっこう難しいなとも思うのです。
このお返しというのは
あくまで“返し手の気持ち”なので
その人のセンス一つで相手が
どう思うかが決まってきます。
よかれと思って渡したものを
受け取った側が
「なにこれ?」
と思ってしまう場合もあるのです。
友達などである程度趣味が分かれば
返す方も選ぶのが楽しくなりますが、
親戚などではどんなものがいいのか
わからず困ってしまいますよね。
自分の失敗で旦那さんまで
恥をかいてしまうのも困ります。
いただくお祝いも結婚祝いや
出産祝いなど色々ありますが、
子供が小学校や中学校に進学した時には
入学祝いというものもいただく場合があります。
ここではたくさんのお返しの中でも
親戚から入学祝いをもらった時の
お返しについて紹介します。
ぜひ見て参考にしてください。
いるのいらないの?入学祝いのお返しはそもそも必要?
そもそも入学祝いに
お返しは必要なのでしょうか?
実は本来のマナー的には必要ありません。
お祝いをもらうとお返しを
するというのがマナーではありますが、
子供の成長に対するお祝いは
お返しをしなくてもいいようです。
しかしこれは基本的に
こうだと言われているだけで
どこの地域でもこの通り
というわけではありません。
それぞれの地域で
行事や風習が違うように、
入学祝のお返しに対する
考え方も異なるようです。
ですから地域によってはお返しをするのが
一般的だというところもあります。
自分の地域ではどうしているかを
家族に尋ねてみるといいですね。
そしてもし入学祝いに対して
お返しをするのが一般的だという地域でも、
親が兄弟同士、いとこ同士などの関係ならば
お互いの子供にするので
お返しはしないことにしよう、
などと自分達だけでルールを
決めてしまうことも多いようです。
これはわかりやすくて
私もいいと思います。
お年玉や誕生日などもどうするか
決めておくとずっと悩まなくて済みますね。
入学祝いのお返しで親戚に渡す品物でおすすめのものは?
入学祝いにお返しを
渡すことになった場合、
これを贈るべきという
決められた品物は特にありません。
ですがあまりに高価なものだと
相手も気を使いますし、
趣味に合わないものをもらっても困ります。
ですから使うと残らないもの
が人気があるようです。
例えば商品券やギフトカタログなどは
あとに残らず、喜ばれます。
商品券は金額がわかってしまうので
それを避けたければ
ギフトカタログの方がいいでしょう。
商品券やギフトカタログだと
いかにもお返しっぽいので
もう少し手軽な感じにしたいな
というときもありますよね。
そんな時は紅茶やコーヒーの
詰め合わせなどもお勧めです。
もしも県外の親戚にお返しをするなら、
自分が住んでいる地域の食べ物など
でもいいかもしれません。
または有名なお店の
お菓子なども喜ばれます。
今はネットで色々な有名店の
スイーツを買うこともできるので
選ぶのも楽しめます。
入学祝いのお返しをする時期はいつ頃が理想?気を付けたいマナーとは?
入学祝いのお返しをするならば
お返しを贈る時期も気になりますよね。
もらってすぐが良いのか
少しぐらい間をあけるのか。
これにはきちんと正解がありまして、
お返しをするのは
入学式が済んだ後が正解です。
無事に入学できましたよ
という意味もこめてお返しを贈ります。
式が終わって1か月前後を
目安にすればいいと思います。
お返しを贈るときに
気を付けたいマナーもあります。
まずお返しの相場はいただい
た金額の半分ぐらいの
値段の物を準備しましょう。
ですから複数もらっていても
全てを同じ品物にするのではなく、
いただいた値段によって品物を
変えるのが一般的です。
お返しの方がもらった金額よりも
高くなってしまってはいけないので
注意してください。
また、現金のお返しも
絶対ダメというわけではないですが、
現金は受け取る方も
気を使うことが多いようです。
お金の代わりとなる
ギフトカードや商品券で返す方が
相手も受け取りやすいかもしれません。
もしもどうしても現金で
贈る場合には新札を準備してください。
次に入学祝いのお返しの表書きですが、
「入学内祝い」とするのが一般的です。
名前の欄には子供の名前を書きます。
小学生までなら下の名前のみで良いですが、
中学生以上となるとフルネームで書きます。
入学祝いは子供にもらうものなので
大人が書くだけでなく、
名前は子供が書いてもいいと思います。
親戚なら子供自身が書いた
手紙やカードを付けても喜ばれるでしょう。
まとめ
では親戚への入学祝いの
お返しについてまとめておきましょう。
- お返しをする場合はギフトカードや食べ物といった、後に残らないものにする
- お返しは入学式が済んでから渡す
- 現金はできるだけ避ける
入学内祝いは家族や地域によって
必要かどうかが違ってきます。
必要ないなら贈らなくても
問題はありません。
しかし、もしもわからない場合は
贈ってみてください。
贈ることが失礼ということ
にはならないので迷ってしまったなら
遠慮せずに贈りましょう。
贈る習慣がない地域の人でも
丁寧な人なのだなと思って
喜んでくれるでしょう。