保育士向け 節分の日の飾りにはどういう意味があるの?

スポンサードリンク
 





もうすぐ節分がやってきます。

 

きっと幼稚園や保育園では

節分を園の行事として

毎年行っているところも

多いのではないでしょうか。

 

テレビでも鬼が来ると子供たちが

大泣きしてしまっている

ニュースを見かけます。

 

本人は怖いのでしょうが見ている

こっちはかわいくて

たまらないですね。

 

しかし節分は鬼が登場すればよい

という行事ではありません。

 

鬼が主役になっている節分ですが、

その行事にきちんと

意味がある飾りも存在します。

 

園の行事として取り入れるなら

どんな飾りがあるのか

知っておく必要があります。

 

そしてその飾りにはどのような

意味があるのかを

子供に説明してあげるには大人が

きちんと知っておく必要があります。

 

ここではそんな節分飾りについて

詳しく紹介していきます。

 

意味を理解していれば子供たちも

楽しく準備することができるはずです。

節分の日はいつ?飾りはいつまで飾っておくの?

 

節分飾りには柊鰯(ヒイラギイワシ)

というものがあります。

 

これは柊の枝に焼いた

鰯の頭を刺したもののことです。

 

昔から伝わっている

日本の風習ですが

最近ではあまり見かける家も

少なくなってきました。

 

世代によっては見たこともない

人もいるかもしれませんね。

 

という私自身も祖母の家で

見るまでは知りませんでした。

 

ではその柊鰯をいつからいつまで

飾っておくのかはご存じでしょうか。

 

地域によってそれぞれ

微妙に違うようです。

 

まず一番短くて節分の日のみ

飾るという地域があります。

 

そしてお正月が終わった後から

節分の日までという地域もあれば、

節分の日から2月の間はずっと飾る

という地域もあるようです。

 

中にはネコに食べられてしまうまで

飾っておくという面白い

地域もあるようです。

 

特に正解はないようなので

自分の地域のやり方を参考にしたり

独自で判断して決めてもいいと思います。

 

そして飾り終えたあとの処分方法ですが

神社で炊き上げてもらうか

塩でお清めをして半紙に

包んで捨てるというのが一般的です。

 

神社に行く時間がない人は

塩と半紙を使えば家で処分できるので

この方法がやりやすいかもしれません。

 

半紙がなければきれいな

紙でもいいですよ。

スポンサードリンク

もちろん理由があります!節分になぜいわしを飾るの?

ではなぜ柊と鰯が使われるのかを

見ていきましょう。

 

節分はもともと旧暦では

大晦日にあたる日にちです。

 

そして年の分かれ目には

嫌な気(邪気=鬼)が入ると

言われていました。

 

それを追い払うため

飾るのが柊鰯です。

 

まず柊には尖った

葉っぱが付いており、

それが鬼の目を突き刺すと

言われています。

 

そこから鬼の侵入を防ぐために

嫌いな柊を玄関に

飾ることになったのです。

 

次に鰯ですが、臭いに

理由があります。

 

鰯の強い臭いを鬼が嫌うので

鬼を寄せ付けないように

玄関に飾るようになりました。

 

鰯本来の臭いだけでなく、

焼いたときに出る煙を

鬼が嫌うという説もあります。

 

鰯を飾りとして使うのは頭だけで

残りは食べるというのが一般的です。

 

嫌な臭いがするものを食べることで

“邪気を滅する”という意味

食べてしまうという言い伝えもあります。

 

節分といえば鬼と豆まきが主ですが、

どうせなら飾り作りも楽しみたいですね。

 

そして子供たちには

ぜひ意味も教えてあげてください。

 

柊鰯の材料は柊と鰯なので

手に入りにくいものだと思います。

 

そんな時には折り紙で

作ってみてもいいですよ。

 

生ものを飾っていると

虫の発生も気になります。

 

鬼を寄せ付けないための

鰯の臭いは私たちに

とってもきついものですよね。

 

ですが折り紙なら臭いもせず

飾っていてもかわいいので

教室を飾る作品の一つにもなります。

 

年長クラスなら自分たちで

作らせてみてもいいかもしれません。

 

子供たち一人ひとりの

作ったかわいい柊鰯が並んでいたら

鬼も侵入を諦めてくれるかもしれませんね

節分を知ろう!子供に読みたい節分におすすめの絵本!

子供が節分を知るためには

映像を見て視覚的に

取り入れるとわかりやすいです。

 

保育園で取り入れるなら絵本を

使って読み聞かせをして

あげるのがいい方法です。

 

節分に読んであげたい絵本が

いくつかあるので紹介します。

 

対象年齢もいっしょに記載しておきますね。

 

1、まめのかぞえうた(0~2歳) 作:西内ミナミ 絵:和歌山静子

 

「ひとーつ、ふたーつ」とリズムと

つけて読んであげると喜びます。

 

豆の表情も色々あっておもしろいです。

 

2、おにのパンツ(1~2歳) 作:鈴木博子

 

聞いたことある人も多い歌

「鬼のパンツ」の絵本です。

 

鬼と一緒にいろんな動物が登場します。

 

3、おにはそと(2~5歳) 作:せなけいこ

 

豆まきで鬼を退治しましたが

小さなかわいい鬼は子供たちと

仲良くなります。

 

心温まるお話です。

 

4、せつぶんのひのおにいっか(3~6歳) 作:青山友美

 

のんきな鬼一家の様子が書かれています。

節分がきて大慌てな鬼たちがおもしろいです。

 

5、おなかのなかにおにがいる(3~6歳) 作:小沢孝子 絵:西村達馬

 

自分の中にいろんな

鬼がいるよというお話です。

 

なきむし鬼や食いしん坊鬼・・・

よくない鬼をみんな追い出しますが

 

ごろちゃんのお腹の中は

たいへんなことになってしまいます。

まとめ

最近の家では節分の飾りだけでなく

豆まきでさえ行わない家も

増えてきました。

 

理由は家が豆で散らかってしまう、

大きな声が迷惑になるなど

があるそうです。

 

節分は日本の伝統的な行事ですが、

行わない家が増えてきて

全く知らないものと

なってしまうと悲しいですね。

 

保育園や幼稚園、学校で

取り入れてくれると

保護者もありがたいの

ではないでしょうか。

 

ぜひこの記事を参考にして

楽しい節分を子供たちに

教えてあげてください。

スポンサードリンク
 





コメントは受け付けていません。