伝統的なお食い初め!用意したいメニューとその意味
赤ちゃんが誕生して100日経った頃に
行うお食い初めって、
一体どんな意味が含まれているんでしょうか?
また、お食い初めには
どんな料理を用意するといいのか、
イマイチよく分かりませんよね。
そこで今回はお食い初めの意味や
用意すべき料理のメニュー、
そして、料理にはどんな願いが
込められているかなどを解説していきます。
お食い初めをするにあたって
ぜひ知っておきましょう!
お食い初めの意味と用意したいメニュー
お食い初めは簡単にいうと、赤ちゃんが成長して、
これから先も一生食べ物に困らないように、
という願いを込めて行う儀式。
赤ちゃんが生後約100日になった頃に、
お赤飯や焼き魚などの料理を用意して、
それを食べさせる振りをする
というのが主な内容です。
確かに生後100日くらいだと、
離乳食に切り替わる頃なので、
まだ普通の料理は食べられませんね。
そのため、料理は用意しても
あくまで赤ちゃんには、
食べさせる振りをするようにしましょう。
ちなみにお食い初めは基本的には
生後100日になった頃に行うものですが、
地域によってはちょっと
日数が前後する場合もあります。
また、必ず生後きっかり
100日目にお食い初めをする、
というわけではありませんので、
だいたい100日経った頃の、
家族の都合のいい日にお食い初めを
行うようにしましょう。
さて、そんなお食い初めの時に
用意するメニューですが、
基本的に以下の料理が必要になってきます。
- お赤飯
- お吸い物
- 尾頭付きの鯛
- 煮物
- 香の物
これらの料理を祝い膳として
お食い初めの時は用意する必要があります。
料理を入れる食器などお膳も
漆器や素焼きのものを使うのが主流ですが、
家庭でお食い初めを行う場合は
持っていないことが多いですよね。
もしお食い初め用の食器を用意できない時は、
普通のベビー用食器でも構いませんよ。
このほかに必要なのは、
祝箸と歯固めの石ですね。
祝箸はお正月用のお箸を使えばOKですが、
歯固めの石はお宮参りした神社で頂いたり、
ネット通販で購入することも出来ますよ。
お食い初めって料理だけじゃなく、
食器なども専用のものが
必要だったりするんですね。
でも最近は食器に関しては
簡略化されているのでご安心を!
またお食い初めの詳しい方法は
下記のサイトを参考にしてみるといいですよ。
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=2329
お食い初めのメニューに秘められた意味
お食い初めってお赤飯の他に
お吸い物や煮物など、
料理をいくつか用意するのですが、
それぞれメニューには
どんな意味が込められているのかを説明します。
お赤飯
日本では古来から赤色には
邪気を払う力があると信じられていたため、
魔除けとしての意味合いが込められています。
そのためお正月をはじめお祝いの席でも、
今後の魔除けとして、
お赤飯を食べられていたんですね。
お食い初めでもお赤飯を食べることで、
赤ちゃんの魔除けとなり、
健やかに成長するように、
という願掛けの意味合いもあります。
鯛
めでたい(鯛)という語呂合わせから、
お祝いの席で食べる定番の魚です。
ちなみに地域によっては鯛ではなく、
サワラやアユなどを食べる場合もあるんですよ。
お吸い物
『吸う』力が強くなるように、
という願いが込められています。
お吸い物の具材はハマグリが
おすすめとされています。
というのも、ハマグリの貝殻は
二つに分けても、元の貝殻同士しか
ぴったりと合わないため、
将来良い伴侶と巡り合えるように、
という意味合いがあるんですよ。
煮物
煮物は料理そのものではなく、
具材に意味があります。
例えば煮物の具材のレンコンは
穴が開いていることから、
先を見通せるように。
里芋は小さな芋がたくさんできることから、
子だくさんに恵まれるように。
たけのこは真っすぐすくすくと
成長するようになど、ですね。
香の物
お食い初めの香の物は
紅白なますを用意することが多いです。
紅白なますはやっぱり見た目が
紅白でおめでたいため、
縁起がいいからですね。
お食い初めのメニューって、
まるでお正月に食べるおせちみたいに、
おめでたい意味があったんですね。
ただし全部の料理を自宅で
用意すると大変なので、
宅配を利用したり料亭などを
予約して外食にする方法もありますよ!
まとめ
お食い初めはお子さんが
これからも食べ物に困らないように、
という願いを込めて行う伝統行事です。
用意するお赤飯や鯛、お吸い物、煮物、
香の物にはそれぞれ意味が込められており、
赤ちゃんの成長を願うものなんですよ。
ぜひお食い初めは赤ちゃんの
健やかな成長と幸せを願って用意しましょう。