引っ越しの時間はいつがベスト?朝なら渋滞を避けられる?
引っ越しをする場合、できることなら
手早くすませて、当日の夜には
新居でゆっくりしたと思うもの。
ですが、引っ越しに慣れている人でも、
どのくらい時間がかかるのかを
予測することは、正直難しいといいます。
引っ越しで、とくに手間がかかる
要因にはどんなものがあるでしょうか?
一人暮らしの場合、小さな子供がいる場合、
新居が遠い場合など、引っ越しをする
家の状況はさまざまです。
また、引っ越し業者に依頼するのか、
友人・知人に手伝ってもらうのか、
人手の状況もさまざま。
加えて、駐車できる場所が近くにあるか、
荷物を搬出・搬入するエレベーターがあるかなど、
立地や建物の状況によっても、
かかる時間が大きく変わってきます。
平日は仕事があるので休日を利用する、
または平日に休みを取って
引っ越しをする場合もあるでしょう。
いずれにしても、引っ越しに
使える時間は限られています。
さまざまな要因を考えた結果、
引っ越しは朝から
開始されることが一般的です。
では、朝早ければ早いほど
いいのでしょうか?
「朝の引っ越し」について、
いろいろと考えていきましょう。
事前の準備が大切⁉朝の時間に引っ越す前日の準備とは?
朝の時間の引っ越しが多い理由について、
まず大きな判断材料としては、
引っ越し業者の料金が挙げられます。
引っ越し業者の料金体系では、
大きく分けて午前便と午後便があります。
たいていの場合、午前便のほうが人気があり、
料金もそれだけ高くなります。
午前と午後では、おおよそ
15%前後差がある場合が多いようです。
引っ越しそのものの作業を考えても、
午前便を選ぶメリットは
大きくふたつ挙げられます。
ひとつめは、業者側で
朝いちばんの現場になるので
待ち時間がないこと。
午後の便だと、前の引っ越しが
延びると待たされる場合があります。
朝いちばんなら、予定通りに
引っ越し業者が到着し、
作業を開始できることが多いのです。
ふたつめは、引っ越し業者さんの
体力が消耗していないこと。
午後便ですと、午前中の引っ越しを
終えて2回目の引っ越し現場です。
プロとはいえ、やはり疲れが出て
作業効率が落ちる可能性があるのです。
では、引っ越しを開始する前には、
何をしておけばいいのでしょうか?
荷造りをすませておく、
というのはもちろんなのですが
それ以外に、事前に行っておいたほうが
よいことについてご説明しましょう。
まずは引っ越し全体のスケジュールを具体的にたてておきましょう
作業開始の時間やどこまで自分で作業し、
どこまでを依頼するのか、といった
基本的なプランをあらかじめ決めておきます。
また、引っ越しが1日では終わらない場合でも、
「1日目はここまで」というように、
キリのよいスケジュールを考えておけば、
夜遅くまで延々と片づけを
しなくてもよくなります。
引っ越し業者に早めに依頼し見積もりをとりましょう
早めに依頼すれば、希望の
時間帯が取りやすくなります。
事前に荷物がどのくらいあるかを
チェックして、業者さんが
見積もりを出してくれます。
このとき、荷物は全体でどのくらいあるのかも、
きちんと把握してもらうようにします。
この見積で、当日手配する人数も
変わってくるからです。
新居でのご挨拶の手土産を用意します
引っ越した先では、手土産をもって
引っ越しのご挨拶をするのが一般的です。
慣れない土地であわてないよう、
前もって手土産を手配しておきます。
ここからは前日にやることです。
荷造りの最終確認をしましょう
荷造りは終わったと思っても、
何かと見落としがある場合があります。
まとめられていない荷物があり、
慌てて当日業者さんに手伝ってもらうと、
割増料金になってしまう場合があります。
よく確認して、当日は運び出すだけに
なっているかどうかチェックしましょう。
現金を用意しておきます
引っ越し業者への支払いは
前払いが普通です。
当日の朝になって慌てないように、
前日にお金を用意しておきましょう。
旧居・新居のご近所にご挨拶をしましょう
お世話になったご近所へのご挨拶は
必ず行うようにしましょう
搬出が終わってから、出発前に
ご挨拶することも多いのですが、
時間が朝早い場合は、前日までには
ご挨拶を済ませておきましょう。
また引っ越し先でも、作業が一段落したら、
なるべくその日のうちにご近所にご挨拶します。
どんな人が越してきたのかわかり、
安心してもらえます。
旧居・新居いずれも、ご挨拶に伺うのは
相手の迷惑にならない時間帯にしましょう。
引っ越しの作業は何かと
まわりに迷惑がかかるもの。
何かとバタバタする引っ越しですが、
引っ越しの挨拶は大切なマナーです。
何時に起きればOK?引越しで朝の渋滞を避けられる時間とは?
引っ越しは、朝から開始するのがベスト、
というお話をしました。
荷造りは前日までに済ませて置き、
引っ越し業者が到着しだい、
搬出を開始できれば理想的ですね。
なので、当日の朝は余裕をもって
早起きしておきましょう。
朝の引っ越しは、単純に考えれば
時間が早ければ早いほどよい、と
思ってしまうかもしれませんね。
実際のところ、引っ越し当日の朝には、
考慮しておくべきポイントがあります。
- 平日なら通勤・通学の時間帯にあたるのでエレベーターを使う人も多いこと
- 道路では通学時間の交通規制がかかる可能性があること
- ゴミ収集車が来る時間帯
ではもっと早く、渋滞が始まる前に
搬出を終わらせて出発する場合。
いったい、朝何時に起きればいいのか…。
それに、朝6時前から引っ越しの
大きな音を聞かされる、
ご近所の方も気の毒ですね。
このように、朝早すぎる引っ越しには
それなりに困難があるのです。
とくに休日早朝の引っ越しは、
ご近所から嫌がれることが多いです。
引っ越しにまつわるさまざまなことを
考えていくと、適切な時間帯はやはり、
渋滞や通勤・通学が落ち着いた後。
一般的に多いとされる、
朝9時頃からの作業スタート、
と考えるべきだと思います。
道路の激しい渋滞が予想されるエリアでは、
事前に渋滞ピークの地点や時間帯を調べておき、
引っ越し業者の人とも相談しておくのがよいでしょう。
まとめ
世間で引っ越しが多いのは、
新生活スタートのタイミング。
一般的に3月下旬~4月上旬が
ピークと言われます。
このため春先の引っ越しは、
月半ばに設定すると、
無用な混雑を避けられます。
また、可能なら平日を
選んだほうがよいと思います。
多少朝早くても気兼ねすることもなく、
業者の時間帯も取りやすくなります。
引っ越しは、ただ単に自分や
荷物の移動ということだけでなく、
周囲にも気配りが必要なこと。
うまく進めるにはやはり「段取り八分」、
あるいはそれ以上の事前の準備が
重要だといえるでしょう。
綿密な準備で臨んで、気持ちよく
新生活をスタートさせてくださいね。